ミルフィオリペンダント[PG2].JPG

ベネチアンガラスペンダント

夏向きのアクセサリーを!と思って大量にガラスを焼き始めて約2ヶ月。
7月頃に予定されていた琥珀亭のママさんによるステンドグラス教室展に一緒に展示してもらえるよう、ひたすら焼いておりました。
ガラスは焼き上がって1週間ほど放置しておいた方がいいのです。
ヒビ割れなどが後から起きる場合もあり、時間をおけばおくほどガラスが安定するからです。
そうして出来たガラストップ、20数枚をペンダントトップとして使い、アクセサリーにしました。
主にクリアーのベネチアン板ガラスとモレッティ社製ミルフィオリを使用しました。

モレッティ社はイタリアのムラーノ島にあるガラスメーカー。バーナーワークのガラスロッドが有名。

今回かなり困ったのが、やはりガラスの変色です。
クリアーガラスはあんまり反応しませんが、色とりどりのミルフィオリは銀と反応して、黄変してしまう。
ブルーはほとんど変色しませんが、暖色系のピンクやイエロー、オレンジなどは顕著に出ます。
ホワイトもダメです。薄い茶色というか、黄色っぽくなってしまいます。
せっかくのガラスの発色、銀を焼き付けず、綺麗なまま作りたい。
いろいろ試しました。
天然石をはめ込むようにフクリンを作って後から設置したらどうだろうかとか。
それもきっと上手くいけばいいアイデアだったのかもしれませんが、ガラスの回りを銀で囲むのはどうしてもごつくなってしまって気に入らない。
焼き付けるのが一番いいのです。強度の面から言っても。だけど変色は絶対嫌だ。

ミルフィオリペンダント[BW5].JPG

ミルフィオリペンダント[BPG3]③.JPG

銀平線を使って薄く銀で巻いてみようとも考えましたが上手くいきませんでした。
結局、エポキシ樹脂ボンドで別に作った貼付けバチカンを貼付けるという方向にしました。
ただ平らなままの銀を付けるのは取れやすい気がしたので、極力ガラスと銀の接着面を多くするため、ガラスの上辺の曲線に合うように銀を曲げて貼付けてみました。
これでいかほどの強度を得られるのか、気になるところではありますが、樹脂ボンドの方が通常の接着剤よりキレイに接着出来るので、この方法を選びました。
見た目重視です。

ガラスだけじゃ面白くないので、今回思いついたのがコレ。裏にシルバーを貼るという方法。
裏を見るとちょっと楽屋裏が見えてるみたいで恥ずかしいですが、表はすごくかわいい!
クリアなガラスの向こうに裏のシルバーがキレイに透けて見えるので、まるで透明な水の中に浮いているみたい。
しかも表面から見えるシルバーの面はわざと磨いておらず、焼いた直後の白いまま。
白いままのシルバーと銀肌を磨いて出したシルバーを実際ガラスに貼付けて見比べてみた時に、なんとなく白いままの方がキレイでかわいい感じがしたのです。
大きめのガラスはガラスの辺まで包み込む感じで覆うようにシルバーを接着。
バチカンをその上から貼付けて少しで強度が上がるようにしました。

ミルフィオリペンダント[BW5]②.JPG

マリンボーダーペンダント.JPG

ミルフィオリだけじゃつまらないので、細いガラス棒を使ったボーダー柄のガラスも作ってみました。
今年いきなり流行ったマリンカラーです。
流行にのってみました。結構かわいいと思うんですが、どうでしょう。

Item Spec:
長さ 約40〜55cm
重さ 平均約8g(ガラスやチェーンの種類によって変わります。)

The Points

ミルフィオリ

blog6/13.jpgわたしは主にモレッティ社のミルフィオリを使用します。ベネチアンガラスや七宝釉薬と一緒に焼けるためです。モレッティ社はバーナーワークのガラスで有名なメーカー。イタリアはムラーノ島にあります。約2mmから大きいものだと1cm以上のものまで。主に3mm、4mmほどの大きさのものは価格もお手軽に手に入ります。使い方はいろいろです。ただガラスなので変色に注意です。

ベネチアンガラス

blog6/24.jpgベネチアンガラスの歴史は結構古いらしく、主にソーダ石灰をベースのガラスによって作られるマエストロの芸術作品、ということなのですが、わたしが使うのは専ら素材としての板ガラス。ベネチアンガラスは膨張率104、ミルフィオリも同じです。ちなみに同じソーダガラスのブルズアイ社製ガラスは90。膨張率の違うものは一緒に焼けません。